二十歳くらいの頃の出来事でした
駅前でバスを待っていた時のことです
その日はとても気温が低いうえに風も強く、体は芯から冷え切っていました
よくあることですが、その日も交通渋滞でバスの到着が遅れ、寒風の中、震えながらバスを待っていたのを覚えています
その時突然、目の前にチカチカと点滅した光が出現しました
それは実際にそこにある光ではなく、幻覚であることはすぐにわかりました
目を閉じても光の点滅はなくならず、時間がたつごとに光がどんどん大きくなっていき視界は悪くなっていくばかり
その後の記憶はあいまいなのですが、やってきたバスにのってなんとか家に着くことができたのだとおもいます
次に覚えている記憶は布団にくるまり、吐き気、頭痛で悶絶している状況です
目の前の光はいつの間にか消えていました
この話を聞いて、同じ症状を持つ方はピンとくるかとおもいます
これは、「片頭痛」の症状です
私が見た光の点滅(閃輝暗点と呼ばれるそうです)は片頭痛の前兆症状であり、一部の片頭痛患者にみられるものです
片頭痛経験豊富になってしまったいまとなっては閃輝暗点が出てきたところで、「ああ、またか・・」と、思って薬をスタンバイしておくくらいですが、当時はなにか大きな病気になってしまったに違いないと大きな不安に駆られました
頭痛は次の日には収まりましたが、心配なので病院に行くことにしました
そしてMRI検査の結果、脳に異常はなく、症状から判断し片頭痛であると診断されました
命にかかわる大きな病気でなかったことは本当によかったです
ですが、その後、片頭痛は頻繁に出現するようになりました
その時々によって前兆があったりなかったり、痛みの重度や治るまでの時間の長さはその時々によってまちまちですが、数か月に一度、イベントのように症状はやってきます
本日も片頭痛
本日は午前中から少しずつ痛みがでてきてしまいました
昼過ぎはすこし辛い状況でしたが薬を服用し、夕方ごろになると少し落ち着いてきました
が、家事をする気もしないので夕食はコンビニ弁当です
今後も頭痛とは付き合っていくしかないのですが、①ありふれた病気であること➁薬がある③命に別状はない ということもあり、あきらめというか、受け入れているというか、「まぁ、そんなこともあるでしょう」という感覚でいます
勿論、頭痛なんてない方がいいに決まっていますが、選んで頭痛もちになったわけではないですから
まとめ
無理をしないが一番