先日、浅野内匠頭長矩の切腹にちなんだ切腹最中を食したこともあって、週末の映画鑑賞に選んでみました
予算今昔物語
何をするにもお金がかかるというのは、今も昔も変わりません
コスト意識が属する集団によって異なってくるということも、今も昔も変わらないようです
例えば現代でしたら、
会社の収支を把握し、経営の健全化または保持のためにコストカットをしたい経理部
前線に立っているというプライドを持ち、コスト意識の低い営業部(俺らが稼いでるいるんだ文句あるか精神←もちろん全員じゃないとおもいますが)
同じ会社内にもかかわらず、部署によって100万円が安いのか高いのか、の意識が全く異なることも往々にしてあります
守りの部署か攻めの部署かということ以外に、普段動かしているお金の多寡によっても意識は変わってくるように思います
どちらも同じ価値の100万円にもかかわらず、です
普段100円のキャベツが200円になっていたら「高い!」と思うのに、
5万円のバッグが値上がりして5万100円になってもなんとも思わないのと同じです
討ち入りまでにかかるお金
さて、この映画ですが、冒頭の早い段階で松の廊下事件により浅野内匠頭長矩が切腹します
その後の赤穂藩士の討ち入りまでのすったもんだがメインストーリーです
それだけならよくある話ではありますが、この映画の面白いところは、討ち入りという一大プロジェクトを遂行するまでの『予算』が物語の中核をなしているところです
主君への忠誠心を描く美談ではありません
討ち入りをするまでの生活費と、討ち入りするための武器や物資の購入費用を持ち金の範囲内で行わなければなりません
考えたことなかったけれど、いわれてみれば、
そりゃあ、いるよね!お金!
登場人物は言わずもがなの
①討ち入りしたい赤穂藩士(番方=いくさ担当の武士)
➁大石内蔵助
のほか、この映画では
③討ち入りまでの予算を管理する赤穂藩士(役方=経営担当)
が出てきます
①vs③の地味な小競り合いが見ものです
➁の大石内蔵助は「ザ・中間管理職」という立ち位置で、各場面で板挟みになっていて、笑えます
時代劇ですが、現代の企業の縮図をみているようでした
まとめ
お金は大事。今も昔も。