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『バンクシーって誰?展』に行って【映画】『バンクシーを盗んだ男』を見た

バンクシーって誰?

バンクシーは匿名で活動するアーティストで、世界各国のいたるところにスプレーアート作品を描いています

その作品は政治的なメッセージがこめられた風刺画で過激なものも多く、さらに公共の壁面に描かれるなど非合法な活動である一方、こめられたメッセージがしばしば社会的に受け入れられ、また、絵の芸術的評価が高まっている一面もあり、議論の的になっています

バンクシーって誰?展

さて、『バンクシーって誰?展』なのですが、作品が作品の描かれた街並みごとに再現されて展示されています

壁の汚れ具合とか、空き缶がおかれている様子とか、ゴミ箱とそれに無造作に入れられているゴミも再現されていて現場の雰囲気を味わうことができます

撮影可能なので、まるでそこへいってきたかのような写真をとることもできます

美術展、というよりは、ちょっとしたアミューズメント施設として楽しむことができます

【映画】バンクシーを盗んだ男

バンクシーつながりで、『バンクシーを盗んだ男』が今、Amazon Prime videoで配信されていたのでみてみました

バンクシー作品の芸術と著作問題に切り込んだ一作です

ベツレヘムの分離壁に描かれたバンクシーのストリートアート『ロバと兵士』の絵が壁ごと切り取られ、売買されたことがこの映画の物語の発端です

バンクシーの多くの作品がそうであるように、非合法に描かれたストリートアートは所有物への損害であり、作品の制作者が所有権を主張することはできません

なぜなら、所有権を訴えると、落書きの犯人とされ刑事訴訟されかねないからです

でも!

壁の所有者や壁の所有者の同意を得た者が、作品を壁ごと切り取ると、そこに所有権が発生するのです

有名なアーティストによるストリートアートを合法的に売買することが可能になります

ただしこれは法律的な話

芸術的な観点から論じるとすれば、アーティストはその場所に、意図をもって作品を描いています

そこにあって初めてその絵の価値があると考える人もいます

では、そこに残しておくのがいいのでしょうか?

だけどそれはそれで、無防備にそこにあることで、絵を人為的に損壊させられたり、あるいは自然に劣化したりしてしまうので、そのまま晒しておくのではなく保全するべきと考える人もいます

・・・さあ、どうする?

人によって感じ方は様々あります

映画の中で、多くの人がそれぞれの意見を述べています

そのどれもが絶対的に正しいわけではないですし、絶対的に間違っている、ということでもありません

さて、件の『ロバと兵士』がその後どうなったのか・・

どうぞ映画をお楽しみください

まとめ

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