いや、いい天気だねぇ、まさに台風一過の青空だ。え?天気がいいから出かけろって?そうしたいのはやまやまなんだけどさ、なんか今週はあれやこれややること多くて疲れちまってさ、今日はゆっくり家で疲れをとることにしたのさ。それでいまもこうやってごろごろしてるってわけ。やだねぇ、怠け者だなんて言って。失礼しちゃうよ。今週は馬車馬のように働いてたんだよ。休みの日くらいのんびりしたってばちはあたらないよ。
↑こういう文章手法、なんていうのですか?
ごろごろ読書
さて、今日は一日中ごろごろして
直木賞受賞作である松井 今朝子さんの著、『吉原手引草』を読みました
冒頭の一人芝居↑なのですが(赤面)、この小説もこんな風に物語がすすんでいきます
こういう文章の手法に名前がついていればいいのですが、ついてるかもしれませんが存じ上げず
わかってもらいたくて書いてみた(汗)
舞台は吉原、主人公は花魁葛城
葛城が起こした騒動について、謎の男が関係者に話を聞いてまわり事件について調べているらしい
主人公の葛城はその回顧話の中でしか登場せず、話を聞く男の素性もなかなか明らかにならない
みなその事件については多くを語らず、情報は少しずつしか引き出されない
葛城、一体なにをしたんだ!?
そして男はだれなんだ!?
謎を与え、謎の真相はなかなか教えてもらえない、知りたい欲求でどんどん先をよみすすめたくなる一冊です